株式会社 紀伊國屋書店 様
お話を伺った方
- 情報システム部伊奈 宏 氏
導入前の課題
以前利用していたCDNの配信精度
コストパフォーマンスが良くない
選定ポイント
安定して配信できる
コストパフォーマンスに優れる
導入後の効果
電子書籍ファイルの配信精度が向上
お客様サーバーの負荷を低減
導入前の状況と課題
紀伊國屋書店では、リアル店舗での書籍販売以外にも、1996年のオンライン書店「紀伊國屋書店BookWeb」を皮切りにネットでの書籍販売もおこなっている。2010年12月には電子書籍配信サービスを開始し、電子書籍アプリ「Kinoppy」をリリース。数十万点(2016年4月)の電子書籍を配信している。
当初、電子書籍は自社インフラで配信をおこなっていたが、1ファイルあたりの容量が大きいことと、利用者増加によるパフォーマンス低下やインフラの増強にかかるコスト増加を懸念。ユーザーの利便性がそこなわれるため早急な対策が必要であった。この問題を解決するために情報を集めていると、コストと配信のパフォーマンス面でCDNが一番メリットが出ると考え、他社CDNサービスの導入に至った。
しかし当時利用していた他社CDNサービスにおいては、配信トラブルによる海外ユーザーからの問い合わせも発生していた。配信されるコンテンツが有料のものなので、配信トラブル等は極力避けたいということもあり、配信が安定している他のCDNサービスも次第に検討するようになった。
以前利用していたCDNの配信精度
コストパフォーマンスが良くない
選択した理由
Akamai導入の決め手は、安定して配信できることとコストパフォーマンスだ。
紀伊國屋書店ではもともと他社のCDNサービスを利用しており、Akamaiに乗り換えた形だ。数年前に初めてCDNを検討した際にAkamaiも候補にあがっていたが、コストパフォーマンスの面からAkamai導入には至らなかった。しかし再度Akamaiの提案を受けた際に、すでに利用していたCDNサービスと比較すると、配信の安定性向上とともに非常にコストメリットのでる話となったため、Akamaiへの乗り換え判断までそう長い時間はかからなかった。
もともと紀伊國屋書店では、Akamaiの品質の良さは評価しており、条件さえ合えばAkamaiを利用したいと考えていたという。また導入実績の豊富さもAkamaiへの乗り換えを後押しした。
安定して配信できる
コストパフォーマンスに優れる
導入後の効果
Akamaiに乗り換えてからは、配信が安定し、配信トラブルはなくなった。
電子書籍コンテンツのファイル自体も、親和性に優れるAkamaiのストレージサービス「NetStorage」に配置し配信しているため、お客様サーバーの負荷やインフラの増強を気にする必要がなく、電子書籍サービスの提供に専念できるようになったとのこと。
電子書籍ファイルの配信精度が向上
お客様サーバーの負荷を低減
今後の活用
Akamaiにはソリューションの利用状況を可視化したツール(ポータル画面)があり、トラフィックやオフロード率など様々な項目をモニタリングできる。
現在、紀伊國屋書店では数ある項目のうち一部のみ確認している状況だ。今後はポータル画面に表示されるアクセスしてきたユーザーの地域情報やブラウザ情報などを活用しサービス改善に取り組んでいきたいとのこと。
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